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スプレッドとは?
スプッレッドは売買手数料である
FXは為替レートの変化を利用しながら通貨の売買を行いますが、通貨を「売る時の値段」と「買う時の値段」の差額をスプレッドと呼びます。
売値と買値の差額が大きいと「スプレッドが広い」、差額が小さいと「スプレッドが狭い」と表現し、基本的には「狭い」方が良いとされています。
その理由は、スプレッドは取引毎にかかる「実質的な取引コスト」であり、「狭い」方が「コストが少なくて済む」からです。
スキャルピングのように複数回の取引を短い時間で考えている場合は、その差が重要になってきます。
しかし、実際にはスプレッドが狭ければ良いとは言い切れません。
例えば、一般的に国内の業者はスプレッドは狭く、海外の業者になると広い傾向がありますが、その分海外業者ではボーナスを提供するなどのスプレッド以外でのサービスでスプレッドの広さをカバーしています。
その他にも、スプレッドが「狭い」=「良い」訳ではない理由がありますがそれは後述するとして、先にスプレッドについて解説していきましょう。
スプレッドは広がるタイミングがある
スプレッドには「pips(ピップス)」という世界共通の単位が使われています。
これは異なる通貨でも比較しやすくするためで、日本円の場合は「1pip=1銭(0.01円)」、米ドルやポンドなど円以外は「1pip=0.0001ドル(ポンドなど)」となります。
また、海外FX業者のほとんどが「固定制」ではなく「変動制」のスプレッドで、常に数値が変動しています。
天変地異や政治的なもの、24時間取引を行わない場合にクローズやオープンをした直後など、スプレッドが大きく広がるタイミングがあるので注意が必要。
天変地異や政治的なものは予測のつきませんが、時間帯によるスプレッドの広がりは事前に避けることもできます。
相場変動が激しい時間帯にスプレッドは広がりやすく、海外と取引をする際には地域によって値幅が広がりやすいか確かめることが大事です。
スプレッドが安定しない時間帯は取引を避け、余分な出費を増やさないようにする良いでしょう。
また、スプレッドは変動制なので「最小スプレッド」ではなく「平均スプレッド」をチェックするようにしましょう。
XM(XMTrading)のスプレッド一覧
XMには、マイクロ口座・スタンダード口座・ZERO口座・KIWAMI極口座の4つの口座があります。
マイクロ口座・スタンダード口座・KIWAMI極口座は、トレーダーの注文をFX業者を経由してインターバンクに流すSTP方式の口座。
FX業者を経由すると言ってもディーラーが介入する訳ではなく、システムによる自動処理になります。
ZERO口座は、トレーダーの注文がインターバンクに直接流されるECN方式の口座で、こちらは業者を一切通すこともありません。
<STP方式とECN方式>
マイクロ口座 | スタンダード口座 | ZERO口座 | KIWAMI極口座 | |
---|---|---|---|---|
基本通過 | USD、EUR、JPY | |||
最大レバレッジ | 1000倍 | 500倍 | 1000倍 | |
追証 | なし | |||
平均スプレッド (ドル/円) | 1.6pips | 0.1pips (1.1pips) | 0.7pips | |
1lot | 1,000通貨 | 100,000通貨 | ||
最小取引 | MT4:0.01ロット MT5:0.1ロット | 0.01lot | ||
最大取引 | 100ロット | 50ロット | ||
最大ポジション | 200ポジション | |||
手数料 | なし | 往復10ドル (1.0pips) | なし | |
最低入金額 | 5ドル | |||
ボーナス | ①口座開設ボーナス ②入金ボーナス ②ロイヤルティプログラム | ①口座開設ボーナス |
口座詳細はこちら→XM(XMTrading)口座タイプと口座開設の手順
まずは、基本的な口座であるスタンダード口座のスプレッドを見ていきましょう。
スプレッドは常に変動しているので、「平均スプレッド」で比較することが大切です。
FX通貨ペア
XMで取り扱うFX通貨ペアは全57種です。
<XMの主要通貨ペアスプレッド表>
通貨ペア | |
---|---|
米ドル/円 | 1.6pips |
ユーロ/円 | 2.3pips |
英ポンド/円 | 3.6pips |
豪ドル/円 | 3.3pips |
ユーロ/米ドル | 1.7pips |
英ポンド/米ドル | 2.1pips |
株式指数
XMでは、株式指数の取引も可能です。現物14種・先物10種を取り扱っています。
<現物指数CFD・先物指数CFDのスプレッド表>
商品名 | 現物 | 先物 |
---|---|---|
EU50(欧Stocks) | 21.0pips | 30.0pips |
JP225(日経225) | 1.2pips | 2.4pips |
SPAIN35(スペインIBEX35) | 0.7pips | ー |
US30(米ダウ30) | 20.0pips | 60.0pips |
その他CFD
その他にも、コモディティ商品8種・貴金属2種・エネルギー5種の取引が可能。
<コモディティ>
コモディティ | |
---|---|
砂糖 | 0.8pips |
ココア | 1.1pips |
小麦 | 12.0pips |
コーン | 22.0pips |
<貴金属>
貴金属 | |
---|---|
GOLD | 3.5pips |
SILVER | 3.5pips |
<エネルギー>
エネルギー | |
---|---|
オイル | 0.5pips |
天然ガス | 3.0pips |
XM(XMTrading)と他社のスタンダード口座スプレッド比較一覧
XMのスプレッドを評価する際には、他のFX業者と比較してみると分かりやすいです。
日本人トレーダーに最も人気のあるドル円で比較してみましょう。
<FX業者のドル円スプレッド比較表>
FX業者 | |
---|---|
XM(海外) | 1.6pips |
TitanFX(海外) | 1.33pips |
Axiory(海外) | 1.4pips |
iFOREX(海外) | 0.9pips |
GemForex(海外) | 1.5pips |
HOTForex(海外) | 1.7pips |
DMMFX(国内) | 0.2pips |
みんなのFX(国内) | 0.2pips |
スプレッドが「狭い」=「良い」ではない理由
比較してみると、海外業者に比べて国内業者のスプレッドが非常に狭いのが分かります。
これは、海外業者と国内業者の仕組みの違いが大きく関連しています。
国内業者はDD方式を採用しているため、ディーラーがトレーダーの注文に介入し、スプレッドや手数料以外で利益を得るよう故意に注文を操作することができます。
一方海外FXはNDD方式で、ディーラーがトレーダーの注文には介入しない「透明性の高い」取引が可能。
DD方式は「トレーダーが損をすると業者が儲かる」、NDD方式は「トレーダーが儲かると業者も儲かる」と言われています。
<DD方式とNDD方式>
ちなみに、XMのスタンダード口座で採用されているSTP方式とNDD方式とはまったく異なります。
STP方式は、ディーラーが介入するのではなく、あくまで業者のシステムを経由するだけのNDD方式のひとつです。
さらに、スプレッドが狭くても注文が決まらなければ意味がなく、そういう意味で海外FX業者の「約定力の高さ」は大きなメリットになります。
FX取引をする際には、以上を含めた様々な要素を考えた上で有利な業者を選ぶべきで、提示されているスプレッドが狭い「だけ」で、イコール「良い業者」ではないことも知っておくと良いでしょう。
XMは、ボーナスでスプレッドの広さをカバー
同じ海外FX業者で比べてもXMのスプレッドは広めになります。
同じ海外FXの場合は、スプレッドにプラス「ボーナス」「約定力」「信頼性」などを加味して比べることが大事ですが、特に「ボーナス」は内容によってはスプレッドの狭さを超えるメリットになる場合があります。
例えば、TitanFXはスプレッドの狭さを追求する代わりにボーナスを儲けていない海外FX業者になります。
XMの場合は、スプレッドは広めですが、その代わりにボーナスがとても充実しています。
特に、入金なしで3000円のトレード資金がもらえる口座開設ボーナスは、海外FX業者の中でも実施していないところも多く、貴重なボーナスです。
さらに、入金するごとにもらえる入金ボーナスやトレードすることで貯まるXMポイントと、長くお得に活用できるのがXMの魅力でしょう。
ボーナス詳細はこちら→【2023年】XM(XMTrading)のボーナス一覧とおすすめ活用術を紹介
また、海外業者にも通常のスタンダード口座の他に、スプレッドの狭い口座を用意している場合がありますが、スプレッドの狭い口座はやはりボーナスがもらえないなどの規制があることがほとんどです。
XMにも、手数料のかからないSTP方式の口座でありながら、スプレッドが狭く設定された「KIWAMI極口座」が2022年10月に登場しましたが、やはりほとんどのボーナスが対象外になっています。
XM(XMTrading)の極狭スプレッドXM Zero口座
XMのスタンダード口座はややスプレッドが広めでしたが、スプレッドの狭さにこだわるトレーダー向けにZero口座と呼ばれるECN口座も用意されています。
ECN口座は、ほとんどの海外FX業者で用意されている口座で、スプレッドが狭いことを大きなメリットとしています。
しかし、実際にはスプレッド以外に「取引手数料」が必要となり、ECN口座のスプレッドを比較する際にはこの「別途手数料」をスプレッドにプラスした『実質スプレッド』で比較する必要があります。
取引手数料は業者によって異なります。
<ECN口座の実質スプレッド比較>
実質スプレッド (ドル円) | 往復の取引手数料 (加算pips) |
|
---|---|---|
XM | 1.1pips | 10ドル (1.0pips) |
TitanFX | 1.03pips | 7ドル (0.7pips) |
Axiory | 1.0pips | 6ドル (0.6pips) |
Tradeview | 0.6pips | 5ドル (0.5pips) |
XMの取引手数料は、往復10ドル(1.0pips)でドル円のスプレッド0.1pipsにプラスした「1.1pips」が『実質スプレッド』です。
他の業者と比較してみてもXMのZero口座は取引手数料が高く、さらにはXMの魅力であるボーナスが対象外となり、初心者には不向きの口座になります。
ただし一方で、ECN口座はブローカーを一切介さないため注文から取引が完了するまでの時間が短く、不正なレート操作や約定拒否なし。
自分の裁量で自由にトレードできるので、スキャルピングやデイトレード目当てのトレーダーや海外FX上級者にはおすすめです。
XM(XMTrading)のスプレッドまとめ
スプレッドとは、通貨を「売る時の値段」と「買う時の値段」の差額のことで、取引毎にかかる「実質的な取引コスト」として考えられます。
コストがかからない方がもちろん良いので、一般的に「スプレッドが狭い」=「お得」なイメージがありますが、一概にそうとも言えません。
例えば、海外FX業者は国内業者に比べてスプレッドは広めですが、その代わりに豪華なボーナスでスプレッドの広さを十分にカバーし、場合によってそれを上回るメリットとなることがあります。
また、国内業者が間にディーラーを介入するDD方式を採用しているため、意図的にトレーダーに不利になる操作を行うリスクがあります。
一方で、海外FX業者の場合はディーラーがトレーダーの注文には介入しないNDD方式なので、透明性の高いトレードが可能。約定力も高く、トレーダーにとって有利な取引をスムーズに行うことができます。
XMのスプレッドは、正直他と比べて広めの印象ですが、スタンダード口座であれば「口座開設」「入金」「取引毎のポイント」と3つのボーナスが用意されています。
特に入金なしでも3000円もらえる口座開設ボーナスは、元手ゼロからトレードを始められるとてもお得なボーナス。
スプレッドの狭さに特化したZero口座もありますが、XMをこれから始めるというトレーダーは、すべてのボーナスがもらえるスタンダード口座がおすすめです。
XMは取引商品の多さも魅力で、通貨ペア以外にも株式指数・コモディティ商品・貴金属・エネルギーなどの取引も可能。
それ以外にもXMは「レバレッジ1000倍」「ゼロカットシステム採用」「金融ライセンス取得」など、優れた海外業者として世界中で愛用されている業者です。
スプレッドは判断基準のひとつとして、トータルで見たときにはやはりXMは一押しの海外FX業者と言えるでしょう。
XM評判はこちら→【海外FX業者の評判】XM(XMTrading)を辛口レビュー